検品の仕事はキツイって本当!?仕事内容のほかメリットデメリットも紹介
- 工場求人の仕事内容
2025/03/03

検品の仕事は、その名前の通り「工場などで作られた製品に欠陥がないかを検査・確認する仕事」です。
工場が主な職場になるのかと思いきや、実は倉庫勤務ということもあります。
運ばれてきた商品に欠陥がないかを調べたり、梱包された商品に間違いがないかを調べたりする仕事も検品業務に含まれるからです。
はじめは「検品ってとてもラクそうな仕事!」とイメージされやすいですが、経験者からは「この仕事はキツイ」「もう二度とやりたくない…」という声も出ています。
それでもハマった人にとっては一生続けたいとも思われるような、実は向き不向きにとても左右されやすい仕事の1つなのです。
こちらの記事では、検品の具体的な仕事内容や、メリット・デメリットをご紹介いたします。
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検品の仕事内容は「商品を効率良くチェックすること」

検品の具体的な仕事内容は、「効率良く商品をチェックして、不良品や欠陥品が含まれていたら間違いなく除去すること」です。
その検品方法は本当に商品によってさまざま。
パパっと商品を手にとって一つひとつ傷がないかをチェックする場合もありますし、製品の重さを量って内容に問題がないかをチェックするため、「はかり」を見ていく場合もあります。
作動検品といって、箱を開けて商品を取り出し、きちんと思う通りの動作をするか確かめるという検品もあります。
検品する商品もさまざまで、衣料品、日用品、家電製品、文房具、おもちゃ、お菓子や医療器具のチェックを行う業務もあります。
どんな商品の検品になるかは事前の募集時に把握することはできますので、自分の興味のある製品を選ぶようにするのも仕事を楽しむポイントとなるでしょう。
なお、検品には、大きく分けて「製造業」「物流業」の2つの現場があります。
現場によって業務内容も異なりますので、事前に整理しておきましょう。
製造の現場における検品
製造の現場と一口に言っても食品、機械、衣料品、自動車などさまざまな業界と製品があります。
そのため、検品の仕事も実に多岐に渡りますが、基本的には出荷前の製品に不具合がないか確認することがメインとなります。
- 不良品の仕分け:ベルトコンベアなどで流れてくる製品に不良品がないかマニュアルに基づきチェック、発見した場合は取り除く
- 混入検品:製品に異物混入がないか、発見した場合は取り除く
- 作動検品:指示書通りに製品が正常に動作するか確認する
物流の現場における検品
工場や倉庫、物流センターなどの物流の拠点における検品のお仕事です。
基本的には、製品の入荷時や出荷時に検品作業が発生します。具体的な作業は下記の通りです。
- 入荷検品:入荷した荷物の点数と伝票が合致しているかどうか確認する
- 出荷検品:工場や倉庫、物流センターから出荷する荷物の点数と伝票が合っているか確認する
- 外装検品:製品の外装や梱包に異常がないか目視で確認する


検品のお仕事の流れ

検品の方法や仕事の流れは取り扱う商品によって異なりますが、こちらではもっとも一般的な検品作業の流れをご紹介します。
まずは、制服に着替えるところからスタートします。
特に食料品や医薬品などの繊細な商品を取り扱う場合は、手袋やマスクの着用が義務付けられていることがほとんどです。
さらに、入室する際には除菌などを行うこともあります。
持ち場につき、ベルトコンベアで流れてくる商品のチェックを行います。
チーム連携での作業になるため、休憩は従業員で一斉にとることになります。
ノルマがある場合とそうでない場合がありますが、あったとしてもそれほどキツイものではないためご安心ください。
業務終了後は、着替えて退社します。
検品作業を効率よく行うコツはある?
一般的に「効率よく」というと「スピーディーに」「数を多く」といったイメージがありますが、検品作業における効率のよさはそうしたイメージとは真逆かもしれません。
なぜなら、ミスをしないことがもっとも重要だからです。
スピード重視でミスを起こしてしまうと、次の工程でもミスが発生し、その次の工程でも…大きなミスにつながり、最悪、企業へのクレームにもつながります。
そのため、時間がかかっても良いので、一つひとつの手順を確実に覚え、ミスを起こさないことがトータルでの効率のよさにつながります。
不明なことは周囲に聞いて確認する。分からないことを分からないままにしておかない。
基本的なことですが、必ず遵守するようにしましょう。
慣れてきたらスピードもアップし、作業効率も良くなるはずです。
検品作業をミスなく行うコツはある?
検品で確認するべき項目や手順が覚えられないのであれば、それを紙に書き出して「マイチェックシート」を作成しましょう。
書き出すことで頭にも入ってくるし、仕事以外の時間にシミュレーションすることもできます。
また、上記でも触れましたが、分からないことは周囲に確認することです。
自己判断は絶対に禁止です。
「これくらいなら大丈夫」そんな気の緩みが、重大なミスにつながります。
仕事ができる先輩に、ミスのない秘訣を聞き出して真似をすることもおすすめです。
検品の仕事の給与と雇用形態について
ここからは検品の給与と雇用形態を見ていきます。
まずは、時給・月給別の給与例です。下記表はウィルオブ求人から出した平均の時給・月給です。
時給 | 平均1200円~1300円 |
月給 | 平均226,000円+昇給・賞与(ボーナス年2回)+手当て |
一般的に、アルバイト・パートに比べ派遣で働くほうがやや時給が高い傾向にあります。ウィルオブ求人の最高スタート時給は製薬会社での検品作業で時給1,800円(2025年3月現在)でした。
工場や倉庫によって希望シフト制の職場もあれば、土日休みの職場もあり、勤務時間や勤務体制はさまざまです。
検品の仕事はハマる人にはとてもハマる仕事なので、正社員への登用希望も多い職種です。
そんな方にはもちろん、正社員への道も用意されています。正社員であれば給与にプラスして、賞与や手当が支給されます。
また派遣やアルバイトは基本的に働いた日数分の給料ですが、正社員は月の稼働日数が少なく変動しても同じ月給なので安定した収入が得られます。
仕事開始時は正社員であれ派遣であれ同じ仕事を担当するケースが多い傾向です。
しばらく経験を積むと、正社員はリーダー職などにキャリアアップし、アルバイトやパートの管理業務を任されるケースがあります。新人の教育やシフト管理など、すこしづつ手ごたえのある業務で経験を積むことも可能です。
正社員を目指す場合、どんなキャリアパスになるのかを確認しながら仕事探しをすることがおすすめです。
検品の仕事は本当に辛いのか?メリット・デメリットで検証

「検品の仕事はラクそうに見えて実は辛い」という体験談はよく聞きますが、本当にそんなに大変な仕事なのでしょうか?
実はこれには、『「ラクそうだから」という動機ではじめてみたら大変な思いをした』という体験談が「検品の仕事は実は辛い」という口コミが広まった背景にあります。
検品を「ただ商品を見るだけの仕事」ではなく、「いかに効率良く正確に作業を進められるかを考える仕事」と捉えられるかどうかの問題です。
その視点が検品の仕事を続けられるかどうかを大きく作用します。
検品の仕事を続けるメリット
検品の仕事を続けていく何よりのメリットは、「一人で黙々と作業していけること」でしょう。
淡々と作業をこなしていくことを好む人が職場に残っていくので、無理に同僚と付き合わなくても居心地が悪くならない、という口コミも見かけます。
しかも、担当する商品や作業が変更にならない限りは、新しいことを覚える必要はありません。
変化が苦手、ルーティンワークが好き、という方にとっては、一度仕事を覚えたらOKという環境は大きな安心材料と言えます。
その一方で、一人で黙々と作業をこなす仕事だからこそ、ちょっとした工夫だけでもぐっと作業効率を良くすることが可能です。
これをちょっとずつでも積み重ねていくことができたら、作業スピードを何倍にもできる仕事なので、自分の努力や成長を実感しやすいのも大きなメリットとなるはずです。
また、検品の仕事は目視や手作業がほとんどで、ピッキングや運搬などの業務よりも体力的な負担が少なくて済むというのも人気の秘訣です。
そのため、女性やシニア層でも無理せず働き続けることができます。
そのほか、アルバイトやパートの雇用形態が多いため「週5」や「フルタイム」といった働き方をする必要もなく、無理なく自分のペースで働くことができるのもメリットのひとつです。
学業や家庭との両立もしやすいですね。
検品の仕事を続けるデメリット
ただ、商品を見ているだけ…と思うと長時間のチェックはとてもじゃないけれど耐えられない、と感じられる方が多いのも事実です。
ジッと黙々と作業していくのはどうも苦手だという人には、検品の仕事を続けること自体がデメリットになるでしょう。
また、仕事には集中力が必要なため、思った以上に疲れるというのもデメリットの1つ。
とはいえ、集中力を保つためにこまめな休憩を取れる体制が整えられている職場もあります。
上手な休み方、上手な取り組み方をどんどん開拓していくことができれば、デメリットにも感じられないほどハマってしまう可能性もゼロではありません。
それでもやはり検品の仕事は自分にとってはデメリットが多いな…と感じたら、工場や倉庫でできるほかの軽作業にも目を向けてみましょう。


最後に
検品の仕事は本当に単純です。
「商品をチェックする」という道具も足も必要のない単純な仕事なので、黙々と作業を進めていくことができます。
ただ、その分自分なりにコツを掴んでいく必要があります。
そういう意味では、一人でも自発的に物事を改善していくことができる職人気質の人にこそ向いている仕事なのかもしれません。
検品の仕事は、責任感をやりがいに変えられる方ならきっと、自分ひとりでも成長を実感し、充足感に満たされながら続けていくこともできるものです。
ぜひトライしてみてくださいね。
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