正社員は何歳までなれる?フリーターが正社員を目指す時の注意点とコツ
- 工場勤務のキャリア
2025/06/27

現在フリーターとして働きながら、将来を見据えて正社員就職を考え始める方も少なくありません。
しかし、年齢を重ねるにつれて「今からでも間に合うのか」と不安が大きくなるのも事実です。
この記事では、正社員になれる年齢の法的な決まりから、企業が年齢を重視する背景、そしてフリーターから正社員を目指す際の具体的な注意点までを詳しく解説します。
これから正社員になろうと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
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TOPICS
正社員は何歳までなれる? 年齢制限について解説
結論、正社員になるのに法律上の年齢制限はありません。
日本では「雇用対策法」により、特別な理由がない限り、募集や採用で年齢を制限するのは禁止されています。
求人票に「35歳まで」のような記載は原則としてできません。
しかし、実際の採用現場では、無職やフリーターの期間が長い応募者や、若くない応募者の採用に慎重な企業が多いのも事実です。
多くの企業は、将来性や組織への適応力を考慮して、若い人材を求める傾向にあります。
したがって、正社員を目指すなら、できるだけ早く行動を起こす方が有利でしょう。
参考: 雇用対策法(昭和四十一年法律第百三十二号)|厚生労働省
正社員就職に見えない年齢制限がある3つの理由

ここでは、正社員の就職に年齢制限がある3つの理由を紹介します。
- 正社員採用は長期的な育成・定着が目的なため
- 年齢が高いとスキルと給与のバランスが難しいため
- 年齢が高いことで扱いずらそうと思われやすくなるため
上記の背景を知っておくと、応募時の企業選びや自分のアピールの仕方に活かせます。
正社員採用は長期的な育成・定着が目的なため
正社員就職に「見えない年齢制限」がある背景には、育成と定着を前提とした採用方針が関係しています。
企業が正社員を採用する目的は、将来の会社を担う人材として長期的に育成し、活躍してもらうためです。
40代の方は、20代と比べて採用や研修にかかるコストの回収が難しいと判断されることがあります。
また、若い方のほうがスキルや知識の吸収が早いと期待されやすい傾向です。
年齢制限は設けられていないものの、同じ能力の求職者がいた場合は若い方が優先される場面も少なくありません。
企業側は、若い人材のほうが将来的により貢献が期待できると考えています。
年齢が高いとスキルと給与のバランスが難しいため
年齢が高いと、スキルと給与のバランスが取りづらいと考えられやすいことも、正社員就職に年齢制限があるとされる理由のひとつです。
20代であればスキルや経験が浅くても新卒に近い待遇で採用しやすいため、企業側のハードルは低くなります。
一方で年齢が上がると、「この人は給与や待遇の希望が高いのでは」と企業側が先入観を持つことも少なくありません。
本人が高待遇を望んでいなかったとしても採用が見送りになるケースもあります。
年齢が高いことで扱いずらそうと思われやすくなるため
年齢が高いことで「扱いづらそう」と見られてしまうことも、年齢制限がある背景のひとつです。
実際には、柔軟性があり組織に馴染める方も多いですが、採用担当者の中には「年上の新人を迎えた場合、職場に溶け込めるだろうか」のような懸念を抱く可能性があります。
採用の場面では、「プライドが高くて扱いにくいかもしれない」のような先入観により、不利に働くこともあるでしょう。
企業としてはチームワークを重視するため、素直さや謙虚さをより慎重に見極めようとする傾向があります。
正社員としての就職が目指しやすい業種
年齢に不安を感じている方でも、正社員として就職しやすい業種は存在します。
「人手不足」により、社会的に需要が高いにも関わらず、働き手が不足している業界では、未経験者や年齢の高い応募者も積極的に採用する傾向です。
具体的には、以下の業種です。
- 製造・工場勤務(ライン作業、組立、検査など)
- 物流・倉庫作業(仕分け、ピッキング、フォークリフトなど)
- 介護・福祉業界
- 警備業(施設警備、交通誘導など)
- 営業職(特に個人営業、訪問営業など)
- 飲食・サービス業(正社員登用ありの店舗)
上記の業界では常に人材が求められており、研修制度が整っている企業も多く見られます。
意欲さえあれば正社員としてキャリアをスタートさせやすい環境でしょう。


フリーターを続ける3つのデメリット
正社員を目指すべきか迷っている方のために、フリーターを続けることのデメリットを3つ紹介します。
- 長時間働いても収入が上がりにくい
- 仕事を休むと給料が減る
- ボーナスが支給されない
上記の点を知っておくと、今後の働き方やキャリアを考えるヒントになります。
長時間働いても収入が上がりにくい
フリーターの多くは時給制で働くため、収入は労働時間に比例します。
収入を増やしたければ、働く時間を長くするしかありません。
一方、正社員は勤続年数や成果に応じて昇給や昇進があり、着実に収入が上がっていくのが一般的です。
若い頃は収入の差が小さくても、年齢を重ねるにつれて差はどんどん開いていきます。
フリーターのままでは、役職手当や家族手当などの各種手当も期待できません。
長期的に見ると、生涯で得る収入には格差が生まれてしまうのが現実です。
仕事を休むと給料が減る
時給制で働くフリーターは、仕事を休めばその分の収入がゼロになります。
体調不良で急に休んだり、冠婚葬祭で連休を取ったりすると、月の給料は減ってしまいます。
一方、正社員であれば、有給休暇制度があるため、休んでも給料が減る心配はありません。
病気や怪我で長期間休む場合でも、傷病手当金などの社会保険制度で生活が保障されます。
フリーターは、上記のようなセーフティーネットが手薄なため、収入が不安定になりやすいリスクを抱えています。
ボーナスが支給されない
ボーナスが支給されないのも、フリーターを続けるうえで見逃せないデメリットのひとつです。
フリーターにはボーナスが支給されるケースはほとんどなく、どれだけ成果を上げても収入に反映されにくいのが現状です。
月々の収入だけでやりくりする形になるため、貯金や将来への備えが難しくなりやすい傾向があります。
一方、正社員の場合、多くの企業では年に1〜2回、業績や個人の成果に応じたボーナスが支給され、給与の数ヵ月分になることも珍しくありません。
長い目で見た生活設計を考えるうえでも、正社員を目指す価値は十分にあるでしょう。
フリーターが正社員を目指す際に選ぶべき3つの求人

ここでは、フリーターから正社員を目指す際に注目すべき求人の特徴を3つ紹介します。
- 未経験OKの仕事
- 人材不足の業界の仕事
- 手厚い研修が用意されている仕事
上記のポイントを押さえて求人を探すと、就職活動をスムーズに進められます。
未経験OKの仕事
フリーターから正社員を目指すなら、まず「未経験OK」「経歴不問」と記載されている求人に注目しましょう。
上記の求人は、職歴やスキルよりも人柄や仕事への意欲、将来性を重視して採用を検討してくれる可能性が高いため、経験や資格が少なくても応募のチャンスがあります。
フリーターとしての経験しかないことに引け目を感じる必要はありません。
企業側は、新しい知識を素直に吸収し、チームの一員として協調性を持って働けるかどうかを見ています。
面接では、アルバイト経験で培ったコミュニケーション力や責任感をアピールし、正社員として貢献したい意欲を伝えてみましょう。
人材不足の業界の仕事
常に働き手を求めている人材不足の業界は、未経験者や年齢に不安がある方が選ぶべき求人のひとつです。
企業側は、スキルや経験が豊富な人材だけでなく、とにかく労働力を確保したいと考えているため、採用のハードルが比較的低い傾向にあります。
先ほど紹介した製造、物流などの業界は、社会に不可欠なサービスでありながら、慢性的な人手不足に悩んでいます。
上記の業界では、未経験からでも正社員として採用され、働きながらスキルを身につけられる可能性が十分にあるでしょう。
手厚い研修が用意されている仕事
「研修制度充実」をアピールしている求人も狙い目です。
入社後の教育体制が整っている企業は、未経験者を一から育てて戦力にしたい意欲が高い証拠です。
スキルや知識に自信がない方でも、手厚い研修を通じて必要な能力を身につけ、安心してキャリアをスタートできます。
研修制度の有無は、企業がどれだけ社員の成長に投資してくれるかの指標にもなります。
上記のような企業では、長期的な視点で雇用を考えてくれるため、入社後に安定して働き続けられる可能性も高いでしょう。
フリーターから正社員を目指す際におすすめの方法4選
ここでは、フリーターから正社員を目指す際におすすめの就職活動の方法を4つ紹介します。
- 求人サイトから気になる求人に応募する
- 正社員登用制度を活用する
- わかものハローワークを利用する
- ジョブカフェを利用する
それぞれの方法にメリット・デメリットがあるので、自分に合ったやり方を見つける参考にしてください。
求人サイトから気になる求人に応募する
一般的で手軽な方法のひとつが、インターネットの求人サイトを利用する方法です。
スマートフォンやパソコンがあれば、いつでもどこでも膨大な数の求人情報を閲覧し、応募できます。
「未経験歓迎」や希望の業種で絞り込み検索をすれば、自分に合った求人を探せます。
ただし、手軽な分ライバルも多く、多くの求人に応募してもなかなか書類選考を通過しないこともあるでしょう。
応募書類の書き方や面接対策を自分自身でしっかりと行い、数多くの求人に応募し続ける根気が必要です。
正社員登用制度を活用する
現在アルバイトとして働いている職場に「正社員登用制度」がある場合は、制度の活用を検討するのも一つの手です。
日々の仕事ぶりや人柄を評価してもらえれば、正社員への道が開ける可能性があります。
正社員登用制度のメリットは、職場の雰囲気や仕事内容を理解した上で正社員になれるため、入社後のミスマッチが少ない点です。
ただ、制度があっても必ず登用される保証はなく、実績や上司の評価など、厳しい基準が設けられている場合もあります。
まずは、自分の職場に制度があるか、また過去の実績などを確認してみましょう。


わかものハローワークを利用する
「わかものハローワーク」は、正社員を目指す若者(おおむね35歳未満)を対象とした公的な就職支援機関です。全国の労働局に設置されており、無料で利用できます。
専門の相談員がマンツーマンで担当につき、カウンセリングから求人紹介や応募書類の添削、など、就職活動をトータルでサポートしてくれます。
一人での就職活動に不安を感じる方や、何から始めればよいかわからない方にとって、心強い味方になるでしょう。
ジョブカフェを利用する
「ジョブカフェ」も、若者の就職支援を目的とした公的施設で、各都道府県が運営している施設です。
ハローワークよりも、より気軽に立ち寄れるカフェのような雰囲気で、就職に関するさまざまな相談やサービスを受けられます。
キャリアカウンセリングはもちろん、就職セミナーや職場体験など、多様なプログラムが用意されています。
まずはいろいろな情報に触れたい、気軽に相談から始めたい方におすすめの施設です。
正社員になれる年齢についてよくある質問
正社員には何歳までなれるのですか?
正社員になれる年齢に法的な上限はありませんが、実際には35歳〜45歳を境に採用のハードルが上がる傾向があります。ただし、経験やスキル、職種によっては50代以降でも正社員就職は可能です。
詳しくは正社員は何歳までなれる? 年齢制限について解説で解説しています。
なぜ年齢が上がると正社員就職が難しくなるのですか?
年齢が上がると、企業側が即戦力やマネジメント経験を求める傾向が強くなること、柔軟性や成長性に対する懸念、給与水準が高くなる懸念などが理由です。
詳しくは正社員就職に見えない年齢制限がある3つの理由で解説しています。
正社員として就職しやすい業種にはどんなものがありますか?
人手不足の業種である介護・警備・物流・建設・製造業などは、年齢に関わらず採用されやすい傾向があります。未経験歓迎の求人も多く、フリーターからの正社員就職にも適しています。
詳しくは、正社員としての就職が目指しやすい業種で解説しています。
フリーターを続けるデメリットは何ですか?
フリーターを長期間続けると、収入が不安定、社会的信用が得にくい、将来のキャリア形成が難しくなるなどのデメリットがあります。年齢を重ねるほど正社員への転職が難しくなることも一因です。
詳しくは、フリーターを続ける3つのデメリットで解説しています。
フリーターから正社員を目指すには、どんな求人を選ぶべきですか?
未経験歓迎・学歴不問・人柄重視などの求人を選ぶと、正社員を目指しやすくなります。寮付きや研修制度が整った企業もおすすめです。
詳しくは、フリーターが正社員を目指す際に選ぶべき3つの求人で解説しています。
フリーターから正社員になるための方法には何がありますか?
就職支援サービスの活用、資格取得、職業訓練、紹介予定派遣などの方法があります。自分に合ったサポートを受けることで、正社員就職の成功率を高めることができます。
詳しくは、フリーターから正社員を目指す際におすすめの方法4選で解説しています。
正社員になれる年齢についてのまとめ
この記事では、正社員になれる年齢や、フリーターから正社員を目指すための具体的な方法を解説しました。
法律上は年齢制限はないものの、企業は若手の育成を前提に採用するケースが多く、年齢が上がるほど就職のハードルは高まります。
だからこそ、フリーターから正社員を目指す場合は、年齢による不利を減らすためにも早めに行動を始めると、有利に働きます。
人材不足の業界や「未経験OK」の求人に注目し、公的支援も活用しながら、戦略的に就職活動を進めていきましょう。
プライム上場グループで
正社員になりませんか?
ウィルオブでは、こつこつ&もくもく作業が中心のものづくり正社員を募集しています。学歴や資格は必要ありません。研修が充実しているので未経験の方も安心してスタートできます!応募前に電話相談も可能なので気になる方は下記ボタンからぜひチェックしてみてください。
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