ものづくりの仕事とは?代表的な仕事9選や向いている人の特徴をご紹介

2025/06/06

ものづくりの仕事とは?代表的な仕事9選や向いている人の特徴をご紹介

ものづくりの仕事に興味があり、キャリアチェンジを検討しているものの、一歩踏み出せずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ものづくりは、私たちの生活に欠かせない製品やサービスを生み出すやりがいのある仕事です。

本記事では、ものづくり業界の具体的な仕事内容や求められるスキルを紹介します。ものづくりの仕事の魅力や向いている方の特徴も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

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ものづくりの仕事とは?

ものづくりの仕事とは、文字通り「製品やサービスを生み出し、形にする仕事」を指します。

ものづくりに分類される仕事の範囲は幅広く、まず製品や部品を形にする製造・加工の工程が中核として存在します。金属や樹脂、食品など、さまざまな素材を加工する現場では、多様な技術と専門性が求められます。

次いで、日々進化する最先端のIT分野から、古くから受け継がれる伝統工芸の手仕事まで多くの業種・職種を含みます。

また、単に物理的な製品を作るだけでなく、以下の工程を通じて「価値あるもの」を社会に提供する役割を担う点も特徴です。

  • 製造・加工
  • 研究・開発
  • 設計
  • 品質管理
  • 販売・サポート

日本では製品一つひとつに、心を込めて手で作る職人的な精神性が根付いています。

また、技術革新によって効率化・高品質化を追求する姿勢も持ち合わせており、ものづくりは日本の文化と産業の両面で、重要な位置を占めています。

代表的なものづくりの仕事9選

代表的なものづくりの仕事9選は、以下のとおりです。

  • 組立・加工
  • 機械オペレーター
  • 大工
  • 設計士
  • 施工管理
  • 伝統工芸職人
  • 和紙職人
  • システムエンジニア
  • デザイナー

自身の興味や適性と照らし合わせながら、どのような仕事があるのか見ていきましょう。

組立・加工

組立・加工は工場や作業場で設計図やマニュアルに基づき、原材料や部品を組立・加工し製品を完成させる職種です。

金属加工や電子部品の実装など、扱う素材や製品により作業内容は異なります。組立・加工の仕事は、作業手順がマニュアル化されており、未経験からでも挑戦しやすいのが特徴です。

また、製品が実際に形になる過程を見れるのは大きなやりがいであり、集中力や手先の器用さが活かせる点も魅力です。

機械オペレーター

機械オペレーターは、工場で各種産業機械を操作・管理し、製品の生産から品質管理までを担う専門職で、主な業務の例は以下のとおりです。

  • 素材準備
  • プログラム入力
  • 機械設定
  • 機械動作の監視
  • 品質管理
  • トラブル対応
  • 機械メンテナンス

機械オペレーターは、特別な技術や資格が必要と思われがちですが、実は未経験OKの求人が多くあります。

未経験から挑戦できる敷居の低さの反面、経験を積むことで高い専門技術が身に付く仕事なので、これからものづくりの仕事で手に職をつけたいという方に最適です。

大工

大工は、主に木造建築物の建築や修理を行うものづくり分野の代表的な職人仕事です。設計図に基づいて木材を加工し、建物の骨組みや壁などを組み立てます。

大工は一般住宅だけでなく、寺社仏閣の建立・修繕やリフォームも手がけ、高度な木工技術や伝統的な知識が求められるのが特徴です。

また、「仕口」や「継ぎ手」など、釘に頼らない日本独自の伝統技術を駆使して、美しく強固な木造建築物を生み出す大工も存在します。

設計士

設計士は、建築物や工業製品などの構造や機能などを計画し、図面や仕様書に落とし込む専門職です。クライアントの要望や社会のニーズを具体的な形にする、ものづくりの上流工程を担います。

例えば、建築設計士の仕事では、施主の要望をヒアリングし、法規制や敷地条件を考慮して最適なプランを練り上げます。

また、計画が固まると詳細な設計図や仕様書を作成し、工事が設計通りに進むよう監理も行います。

施工管理

施工管理は、建設現場で工事全体の進行を統括し、以下の業務を総合的に管理する仕事です。

  • 工程管理
  • 安全管理
  • 品質管理
  • 原価管理

上記の業務に加え、作業員への指示出しや資材発注・管理、関係各所との連絡調整も行います。

また、設計者や発注者、現場作業員との橋渡し役を担うため、高いコミュニケーション能力や調整力が求められます。

伝統工芸職人

伝統工芸職人は、地域や時代を通じて受け継がれてきた独自の技術や技法を用い、工芸品を創造する専門家です。

創造する伝統工芸品の例は、以下のとおりです。

  • 陶磁器
  • 漆器
  • 和紙
  • 竹細工
  • 染織物

日常生活で使う道具としての「用の美」を追求した作品も多く、使いやすさと美しさを兼ね備えた品々は暮らしに潤いをもたらします。

また、伝統工芸職人は、美しい製品を作るだけでなく、先人が磨き上げた技術や精神性を現代に伝え未来へつなぐ役割も担います。

和紙職人

和紙職人は、楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)などの自然素材を用いて、一枚一枚手作業で和紙をすき上げる、伝統技術の担い手です。和紙は以下の工程を経て制作されます。

  1. 皮むきや繊維をほぐす作業
  2. トロロアオイの粘液を加える作業
  3. 漉き(すき)作業
  4. 天日干し

和紙職人の仕事はすべて手作業で行われ、紙の厚さや質感を均一に保つためには根気と集中力はもちろん、高度な技術が求められます。

システムエンジニア

システムエンジニア(SE)は、顧客の課題や要望を解決する情報システムの企画から運用・保守までを一貫して担当する専門職です。

主な業務は、顧客の要求をヒアリングしシステムの機能や性能を定める「要件定義」から始まり、具体的なシステムの構造や使用技術を設計する「設計」フェーズへと進みます。

設計書に基づきプログラマーが開発し、完成したシステムが要求通りに動作するかを検証するテストもSEの重要な役割です。

デザイナー

デザイナーは、クライアントやユーザーの目的や要望に応じ、製品・サービス・空間などの見た目や使いやすさを考え、具現化するものづくりの専門職です。

デザインする対象の例は、以下のとおりです。

  • 広告ポスター
  • Webサイト
  • 商品パッケージ
  • 家電製品
  • 空間

デザイナーは、デザイン対象の目的やターゲット層、機能性、コスト、納期などの条件を踏まえて、最適なデザインを提案・制作しなければなりません。

また、単に美しさを追求するだけでなく、使いやすさや安全性、ブランドイメージの伝達、製造工程への配慮など、多角的な視点と専門知識が求められる点も特徴です。

ものづくりの仕事の年収相場

ものづくりの仕事の年収相場は、下表のとおりです。

職種年収相場
組立400~502万円
機械オペレーター350~600万円
※経験年数や扱う機械によって振れ幅があります
設計職約545万円
システムエンジニア約548万円
職人約449万円
ものづくり業界全体約476万円

ものづくりの仕事の年収は、職種や業種、個人のスキルや経験によって大きく異なります。

一般的に、システムエンジニアや設計職のように、高度な専門知識が求められる職種は年収が高い傾向にあります。

一方、製造系や伝統的な職人系の仕事は、経験年数や地域によって年収に幅が見られるのが特徴です。

出典:「令和4年賃金構造基本統計調査」
出典:業界別転職実態白書|サポネット
出典:工場勤務のお給料って高い?年収を形態・世代別に徹底解説!|JOBMALL
出典:職人の仕事の年収・時給・給料|求人ボックス給料ナビ

ものづくりの仕事に就く3つの魅力

ものづくりの仕事に就く3つの魅力は、以下のとおりです。

  • 手がけた製品や部品が実際に形になる
  • 専門的な知識やスキルを身に付けられる
  • 未経験でも始められる仕事が多く挑戦しやすい

ものづくりの仕事には、他の分野では味わえない特有の魅力が数多く存在します。

それぞれの魅力を詳しく見ていきましょう。

手がけた製品や部品が実際に形になる

ものづくりの仕事の魅力は、自分が設計したり製作に携わったりした製品が、目に見える形で完成する瞬間に立ち会えることです。

また、企画段階のアイデアや詳細な設計が、一つひとつの工程を経て具体的な製品へと姿を変えていくプロセスを間近で体験できます。

自分の手で作り上げたものが世の中に出て、人々の生活に役立っている様子を直接的、あるいは間接的に知れるため、仕事へのやりがいや誇りを強く感じられるでしょう。

専門的な知識やスキルを身に付けられる

専門的な知識や技術を深く習得し、いわゆる「手に職」をつけられる点も、ものづくりの魅力です。

ものづくりの現場では、日々の業務を通じて、実践的かつ専門性の高い技術や知識を継続的に学ぶ機会が豊富に存在します。

専門スキルを身につけておけば、景気に左右されにくい安定した職を得やすくなり、転職や独立などキャリアの選択肢も広がります。

未経験でも始められる仕事が多く挑戦しやすい

未経験からでも始められる職種が多く、挑戦しやすい環境が整っている点もものづくりの仕事の魅力です。

多くの職場では作業手順がマニュアル化されているため、専門知識がなくても指示に従えば、着実に業務を進められます。

特に、製造業界では人材不足が続いており、多くの企業が未経験者を積極的に採用する傾向にあります。

また、入社後の教育・研修制度を充実させることで、未経験者がスムーズに業務に慣れ、スキルを習得できるサポート体制を整えている企業も少なくありません。

ものづくりの仕事に適している人の特徴

ものづくりの仕事に適している人の特徴は、以下のとおりです。

  • ものを作るのが好きで熱意がある
  • 同じ作業の繰り返しに前向きに取り組める
  • 正確さ・丁寧さ・注意力がある

自身の性格や興味と照らし合わせながらチェックしてみましょう。

ものを作るのが好きで熱意がある

ものを作るのが好きで強い熱意を持っている方は、仕事を長く続けやすく、成長や達成感を得やすい傾向があります。

ものづくりの現場では、一つの製品を完成させるまでに多くの時間と手間が必要です。

また、新しい技術を習得し、より高品質な製品を生み出すための改善を重ねるには、地道な努力や忍耐力が求められます。

「ものを作るのが楽しい」「自分の手で何か新しいものを生み出したい」など、内側から湧き出る熱意があれば、困難な状況にも前向きに取り組み、粘り強く解決策を探求できるでしょう。

同じ作業の繰り返しに前向きに取り組める

多くの製造現場では、製品の品質を一定に保ち効率的に生産するために、作業手順が標準化・定型化されています。

そのため、反復作業に対して集中力を維持し、前向きに取り組める方は、現場で長く活躍できるでしょう。

また、同じ作業の繰り返しであっても、小さな工夫を見出したり、より効率的な方法を考えたりしながらモチベーションを高く保てる人も、ものづくりの仕事に向いています。

正確さ・丁寧さ・注意力がある

ものづくりの仕事では製品の品質や安全性を確保するために、作業の正確さ・丁寧さ・注意力が求められます。

正確さ・丁寧さ・注意力を持つ方は、製造現場で高く評価され、安定して活躍できるでしょう。

特に、製造業や工場勤務では、設計図通りに寸分の狂いなく部品を加工したり、手順書に従って正確に製品を組み立てたりするスキルが求められます。

また、完成した製品が規格を満たしているかを確認する検査業務では、微細な欠陥や異常も見逃さない鋭い観察眼が必要です。

未経験からものづくりの仕事に就くなら人材サービスの活用がポイント

未経験からものづくりの世界へ飛び込もうと考えている方には、人材サービスの活用がおすすめです。

人材サービスを利用すれば、未経験者向けの求人情報を効率的に見つけられます。

特に、ものづくり業界に特化した人材サービスであれば、一般には公開されていない非公開求人を含め、自身の希望や適性に合った仕事を多数紹介してもらえます。

また、転職活動全般を手厚くサポートしてもらえるため、一社一社の選考をスムーズに進められるでしょう。

自分の適性が知りたい方や、入社後のミスマッチを防ぎたい方は、初回ヒアリングや職場見学まで実施してもらえる人材サービスを選択しましょう。

ものづくりの仕事に関するよくある質問

ものづくりの仕事とは?

ものづくりの仕事とは、製品やサービスを実際に形にする仕事です。製造・加工、研究・開発、設計、品質管理、販売・サポートなど幅広い工程が含まれます。ITや伝統工芸など多様な分野でも活躍の場があります。

詳しくはものづくりの仕事とは?で解説しています。

代表的なものづくりの仕事にはどんな職種がある?

代表的な職種には、組立・加工、機械オペレーター、大工、設計士、施工管理、伝統工芸職人、和紙職人、システムエンジニア、デザイナーなどがあります。

詳しくは代表的なものづくりの仕事9選で解説しています。

ものづくりの仕事の魅力は?

ものづくりの魅力は、手がけた製品が形になる達成感、専門スキルを身に付けられる点、未経験でも始めやすい環境が整っていることなどです。

詳しくはものづくりの仕事に就く3つの魅力で解説しています。

未経験でもものづくりの仕事に就ける?

はい、多くのものづくりの仕事は未経験者歓迎です。マニュアルや研修制度が整っているため、安心してチャレンジできます。

ものづくりの仕事に向いている人の特徴は?

ものづくりに向いているのは、ものを作るのが好きな人、反復作業に前向きに取り組める人、丁寧で注意深い作業ができる人です。

詳しくはものづくりの仕事に適している人の特徴で解説しています。

ものづくりの仕事の年収はどれくらい?

職種によりますが、年収の目安は組立職で400〜500万円、機械オペレーターで350〜600万円、設計職やSEで約545〜548万円程度です。

詳しくは、ものづくりの仕事の年収相場で紹介しています。

未経験からものづくりの仕事を始めるにはどうすればいい?

未経験から始めるには、ものづくり専門の人材サービスを活用するのが効果的です。適性に合った仕事を紹介してもらえるほか、選考や入社後のサポートも受けられます。

詳しくは未経験からものづくりの仕事に就くなら人材サービスの活用がポイントで解説しています。

ものづくりの仕事についてのまとめ

ものづくりとは、製品やサービスを生み出し、実際に形にしていく仕事です。

その範囲は非常に広く、例えば、組立・加工や機械オペレーター、大工、設計士、施工管理といった建築・製造の現場に関わる職種から、伝統工芸職人や和紙職人のように日本の文化を支える職人の仕事、さらにはシステムエンジニアやデザイナーといったデジタル領域まで、多くの職種が「ものづくり」に含まれます。

こうしたものづくりの仕事にはいくつもの魅力があり、自分の手がけたものが実際に形になることや、人の役に立つという達成感は大きなやりがいにつながります。

また、経験を積む中で専門的な知識や技術を身につけることができるため、将来的にも長く活躍できる分野です。多くの現場では未経験者の受け入れ体制が整っているため、チャレンジしやすいのも特徴です。

ものづくりの仕事は、手を動かすのが好きな方や、同じ作業をコツコツと丁寧に続けられる方、集中力を活かして正確な作業ができる方に特に向いています。未経験でも、こうした特性や熱意があれば十分に活躍できるチャンスがあります。

プライム上場グループで
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